第50回静岡ホビーショーの第22回モデラーズクラブ合同作品展に、模型サークル「暗礁空域　茨の道」の一員として参加してきたので、リポートし ます。
　（※作者には許可を得ずに写真掲載しています。問題がございましたら、お手数ですがメールか掲示板にてご連絡ください。即時掲載を中止します。）

　早いもので今回で6回目の参加です。
　今年は震災の影響で中止かと思いましたが、震災直後であることを配慮した開催となりました。
　驚いたことに被災地のサークルも参加されており、お互いに元気をもらった気がします。そういう意味で今年も開催して良かったと感じます。
　それでは、今年も気になった作品を独断と偏見タップリでレポートします（笑）
 

私的に今年の一等賞は荒木さんのこの作品！
全方向から見させてもらいましたが、物凄い作り込みで全く隙がありません。
ウェザリングも繊細で、模型好きにはたまらない一品です。
ツタや護岸の付着物とかいい感じです。釣り師が言うんだから間違いありません（笑）
　

これも荒木さんの作品。上の作品とは共通点が少ないですが、この精密さ、緻密さ、どちらも私好みの作品です。
一見すると1/100に見えますが、1/144です。
ライトの使い方も上手いです。こういう作品を作りたいんだけどなぁ〜

我々のお隣のブースに展示されていた1/350ヤマト。
カットモデルにして格納庫内部までしっかり作り込まれていました。
　

一見すると絵画ですが、額縁の中に立体的な造形を組み込み、ライティングまで施されていました。模型というより美術品ですね。
　

娘のお気に入りアリエッティ。大きな猫は紙粘土で作られたそうです。

息子の一押し、武者ガンダム。

ナイスアイデア！　でもお内裏様とお雛様に一工夫欲しかったところ。

ガンダムが見事なアートと化していました。お見事！

名シーンですね。デカかったです。毎年SWもののレベルが上がっている気がします。

荒川さんの作品。もう説明不要ですね。
発売となったばかりの「G-WORLD」、会場で買いました。
そして本をブースに持参してサインを！結構ミーハーなんです私・・・（笑）

コジマ大隊長さんのザメル。かっこええです。好きな機体の１つです。
ヒルドルブに似た所があるのがいいですね〜
不採用になったヒルドルブの余剰パーツを流用・・・って設定だったりして？

超絶なフルスクラッチと名語り（説明）で有名なラムダです。今年で８年目だそうです。

暗礁空域茨の道の定例会にもよく参加いただいている勇さんの作品。
目を惹く絵画的な塗装と、細部までしっかり作り込まれたディテールに、いつも感心させられます。

ミゲル・ヒメネスさんも参加されており、カラーモジュレーションの実演をされていました。

自然さが素晴らしい木村さんの作品。砂漠ものを作らせたら右に出る人は居ませんね。

模型としてのレベルも高かったですが、仕込まれたサウンドシステムが秀逸。
エンジン回転数に合わせてエンジン音が変わります。
一体どういう仕組み何だろう・・・知りたい・・・

チューンナップさんの作品。水の表現が抜群です！　水族館の方は写真だけ見せたら絶対模型とは思わないですね。
　

横だけでなく奥も塞いで小さな空間を作り出す。
なるほどこういう切り出し方があったか、と思わず感心させられた作品。

キャピタさんのキヤコン銀賞作品。
構図、グランドワーク、戦車、フィギュア、どれも素晴らしいのですが、特に戦車が秀逸。
単色迷彩ですが微妙で複雑な色使いで全く単調な感じがありませんし、艶のコントロールが絶妙でした。
このチャーチルは単品としても十分に通用するハイレベルな仕上がりです。

すこっつさんの作品。
得意なフィギュアが出てきませんが、存在感のある作品に仕上がっています。

水野さんのキヤコンの金賞作品。
人の表情もいいですが、やはり壊れた表現は群を抜いています。

ヤマタクさんの作品。

超絶な作り込みと塗装が印象的でした。
特に肌の色がGood!!

思わず笑ってしまいますね。
でも、一人で支えられる重さなんでしょうか・・・？

疾走感が素晴らしい作品。
作者の確認を忘れたのですが、きっとダグラス・リーさんの作品です。
　

定番となった奥川さんのオールディーズ・アメリカン・ジオラマ。
ペンキの剥げた感じとか、惚れ惚れしますね。

精密さがたまりません！　こういう模型らしい模型、大好きです。

ようやく完成の運びとなったクギミヤさんの作品。
今年は１回休みとのこと。次のテーマは何なのか楽しみですね。

ハイペースでハイレベルな作品を作り続けるKzさんの作品。
家の中には掃除中の女性が居ます。できれば若いおねーちゃんにして欲しかったなぁ〜（笑）

すごい情報量です。キヤコン受賞作品。

薄いイエローを塗って下地のグリーンが透けている感じで、大戦末期の雰囲気がよく出てます。

下の作品名札が無ければ、きっと1/72（1/76かも）と気付かないですね。
ミニスケールのこの精密感がたまりません。すばらしい作り込みです。

いい表情してるので、腹ペコさんの作品をアップで！

半可久斉さんの作品。
主役はコルセア（間違ってたらスンマセン）だと思いますが、空母のカットモデルと言っていいのでしょうか？
格納庫内部まで、しっかり作りこまれています。
さらに、電飾して、（残念ながら見れませんでしたが）エレベータがちゃんと動きます！

ビッグスケール1/6の作品。このスケールになると人の表情が物凄く豊かです。
しかしこの戦車、労作ですね。

最後に我らが暗礁空域茨の道ブースの様子。
OCTPAQさんの作品。黒単色は難しいのですがうまく仕上げられています。
ディテールアップパーツは使っていないそうです・・・最近のインジェクションキットはすごいですね〜

ロの人さんの作品。
スカイダイバー・・・懐かしい。小学生の時にお小遣いを貯めて買った記憶があります。
後ろはスクラッチという労作です。

クギミヤ・シュウヘイくん（小４）の作品。
年々レベルアップしてます。将来がとても楽しみです。

クマ・クマ・・・・、アクマも居る（笑）

いっちぃさんの作品。
ハイレベルな技術でジム改をいじり倒してます。来年？の完成が楽しみです。

ユーショーさんの作品。
このセンスに磨きを掛けて、目指せボール・マイスター！（笑）

ジム改コンペ

ホイホイさんシリーズ。
真ん中の作品は私の娘（９歳）の作品です。（クリア吹きとデカールは私がやりましたけど）
キットの対象年齢が１５歳なので、９歳には少し難し過ぎたようですが頑張って作りました。
足に磁石を埋め込んだのでご覧の通り片足で立ちます。

最後に、私の作品。今回はたったのこれだけ、それも完成度３０％・・・
構想はたくさんあったのですが、ほとんど妄想と化しました（苦笑）

今年も我らがブースは大盛況でした。足を止めて見ていただいた方々、コメントしていただいた方々、ありがとうございました m(_ _)m

以上、それではまた来年！

PS:今年もカメラの調子がイマイチでいい写真が少ないので、後日いい写真が入手できたら差し替えます。