まずは、本体だが、Mr.スーパーブースとほぼ同じ大きさのものを探すことにした。
　Mr.スーパーブースを大きさの基準としたのは、
　　・自分の作業環境に合っていて、適当な大きさだった
　　・汚れ防止のため、クレオスのハニカムフィルタをそのまま使いたかった
　という理由からです。
　色々と探し歩いて（これが一番大変だった）、ホームセンターで売っていたコンテナBOXを本体として使うことにした。
　換気扇は、これもホームセンターで見つけた直径15cmのものが値段、大きさが手ごろであったので採用した。

　材料が一通り揃ったところで、工作に入ります。
　最初に、コンテナBOXの底に換気扇をはめ込むための四角い穴を空けます。
　換気扇は電源ON/OFFに連動してシャッターが開閉する機構になっているが、この機構は邪魔になるので取り外しておく。
　電源のON/OFFは手元にあるスイッチで行なうので、換気扇のスイッチはON状態に固定しておいた。
　換気扇とコンテナBOXの間に3cm角材をはさみ込んで木ネジで換気扇を固定。
　角材を使う理由は
　　・防音／振動対策（角材で吸収する）
　　・取り付け強度UP
　　・換気扇の排気口（塗装ブース背面）の出っ張りを小さくするため
　です。

コンテナBOXに換気扇を取り付けたところを正面から 換気扇の周りにある黒いものは磁石	コンテナBOXに換気扇を取り付けたところを裏側から

排気部を正面から 左上の白いものがエアコン用の配管部品	エアコン用の配管部品を使った排気管

　排気部と本体のコンテナBOX同士もボルトで固定して、隙間が少しできるので隙間補填剤で埋めています。
　換気扇には、汚れ防止のために、ペーパーフィルタを取り付けます。
　ペーパーフィルタはコストパフォーマンスを考慮して、バーベキュー用の金網に換気扇用フィルタを取り付けたものを使うことにした。
　換気扇への金網の固定、金網へのフィルタの固定には、磁石を使うことにした。
　磁石を使うと、脱着が容易で、フィルタ交換等のメンテナンスが行い易い。

換気扇の周囲に取り付けた磁石で金網を固定したところ	ペーパーフィルタを磁石（緑色の丸いやつ）で固定したところ 青いコンテナBOX（排気部）の周囲に見える白いものが隙間補填剤

　塗装ブース〜室外へ延びる排気用の配管は、今まで使ってきた配管（エアコン用のもの）をそのまま使う。
　排気口は、下の写真のように小窓（高さ10cmぐらい）に設置。
　小窓との間には隙間テープを貼って外気と遮断して、使う時だけ小窓を開ける。そうしないと外気が入り込んで、夏は暑いし冬は寒い。
　　

　電源ケーブルは少し短かったので、１００均で見つけた延長ケーブルで1m延長。
　最後に正面上側に隙間ができるので適当な大きさに切ったダンボールで塞いだあと、Mr.スーパーブース用のハニカムフィルタを嵌め込んで完成。
　使ってみた感じは、
　　・吸引力アップ
　　・騒音低下
　と、なかなか上出来です。騒音がMr.スーパーブースよりも静かなのはちょっと意外、嬉しい誤算でした。
　消耗品のペーパーフィルタも１枚当たり10円程度なので、コストパフォーマンスもいいです。（クレオスのは1枚100円ぐらい）
　缶スプレーの使用を考えると、吸引力はもう少しあった方がいいかもしれません。使ってみてパワー不足を感じたら換気扇を20cmに交換しようと思います。

　自作塗装ブースに掛った費用は以下の通り。Mr.スーパーブースの定価が18,900円なので約1/3で済みました。
　今まで使って来たMr.スーパーブースはオークションで処分。今回掛った費用より高い落札価格で旅立っていきました（驚）
　ちなみに、タミヤの新製品ペインティングブースIIの定価は26,040円・・・高〜〜〜っ！
　作ることが得意なモデラーの皆さんも自作してみてはどうでしょうか？　浮いたお金で欲しいキットが買えますよ〜！（笑）